肥満

先日、世界仰天ニュースの番組内で超重量級の肥満女性を見ました。アメリカに住んでいる方ですが、体重はなんと300キロ越え。脂肪の重さで歩くのも一苦労で、お風呂のドアを通れないためにシャワーは家の外で旦那さんがホースで水をかけで行うほど。

お肉とお肉の間が蒸れて湿疹が出来るため、分厚い贅肉を持ち上げベビーパウダーを塗ってあげる旦那様。献身的にサポートされて愛があるな〜と感心しつつも、あまりの衝撃映像に終始絶句でありました。

食生活はまたとんでもないもので、高カロリーの極みのような食べ物を次から次へと胃袋に流し込む。「食べると落ち着く」と言う理由をつけ胃袋に流し込む。これには食べるのが大好きな私でさえ、「こんなに食べれてうらやましい」と言う思いを通り越して口はあんぐり!顔を歪ませるほどでした・・。

世界仰天ニュースでは度々このような超肥満の方への密着が放送されますが、こうした番組を見るたびに思うことは、「糖尿病」などの病気の心配です。

糖尿病になるのも時間の問題

こんな生活をしていたら病気になるのも時間の問題。だからこそそれに気づき、この方も子供たちや家族のためにダイエットを決意するわけですが・・

それにしてもどうしてもっと早くに手を打たなかったのか?体重が300キロではなく100キロの時点で決意していたら。もしくはお風呂のドアを通れなくなった時点で決意していたら。痩せるのは今よりもずっとずっと楽だったはず。

ダイエットのスイッチを入れるチャンスは沢山あったはずなのにどうしてここまで放置してしまったのかと、そう思わずにはいられませんでした。

とは言え、ダイエットを決意したからには、健康な体重になるまで頑張って欲しいですね!糖尿病にもなっていない様でしたし、痩せて健康になって、優しい旦那様や可愛いお子様と末長く幸せでいて欲しいです♪

糖尿病は他人ごとではない!

糖尿病ちなみに!糖尿病なんて自分には無縁だなんて思っていませんか?

いえいえ全く人ごとではありませんよ!今、肥満大国であるアメリカはもちろん、全世界で糖尿病人口は爆発的に増えています。スリムで健康意識が高そうなイメージのある日本でさえ患者数は年々増えており、
全体で見ても、成人の11人に1人が糖尿病と推定され大問題になっているのです。

むしろ地域別で見れば、肥満大国アメリカを含む北アメリカ周辺地域よりも、日本を含む西太平洋地域の糖尿病人口は上!世界最大の糖尿病排出地域ですから全く人ごとではないのです。

アメリカの肥満のスケールの大きさをテレビでネタにしている場合じゃ全然ないわけで、日本人こそ本当に気をつけなければいけません。

アメリカ人より日本人が糖尿病に罹りやすいのはなぜ?

太るでもちょっと不思議じゃないですか?明らかに欧米の方が見た目が大きい人が多いですよね?

私もアメリカには2回ほど行っていますが、100キロはゆうに超えているだろうと言うヘビー級の体型の人がゴロゴロといました。逆にアジア人はそこまで太っている人は少ない印象。それなのになぜ?日本を含むアジア圏に糖尿病がこんなにも増えているのか?と・・

実はこの秘密には、欧米人とアジア人との体質の違いがあったのですね。

インスリンをご存知でしょうか?インスリンは膵臓から分泌されるホルモンです。別名「太るホルモン」とも言われ、食事で血中に取り込まれた「糖」を脂肪に変換して体に溜め込む働きがあります。このインスリンを分泌する能力が、日本人は欧米人に比べて低いと言う体質の違いがあるのです。

糖尿病は、このインスリンの分泌量が減少したり、インスリンのはたらきが弱くなることで血糖値が高い状態が続く病気です。

つまり、欧米人はインスリンの分泌能力が高い為に、食べたら食べただけ太り肥満になりやすい。尚且つ、かなりの肥満にならないと糖尿病は発症しにくい。一方日本人はインスリンの分泌能力が低い為に食べ過ぎても肥満になりにくい。しかし、その代わりに糖尿病になりやすいと言う体質の違いがあるのです。

それほど太っていなくても糖尿病のリスクがある

時々テレビやネットで取り上げられる超肥満の欧米人を見て、「自分はまだまだ可愛いものだ」「まだ大丈夫だ」「ここまでひどい食生活をしていない」なんて油断している方は多いかもしれませんが、こうした油断はとても危険です。日本人はこうした体質の違いから、それほど太っていなくても糖尿病になる可能性があります

そのため、日ごろから健康的な食生活や運動習慣を身に付け、適正体重を維持することを心がけることが本当に大事なのです!

糖尿病の恐ろしさ

ちなみに、糖尿病になると、全身の血管に障害が起こるようになり、心筋梗塞や脳梗塞などの恐ろしい病気を引き起こすことがあります。また重症化すると失明や腎不全、最悪足の切断に至るケースもあります。

当然以前の様に好きなものを自由に食べることも出来ません。命に関わりますから。

太る生活習慣はすぐにでも断ち切ろう

ダイエットダイエットは痩せて見た目を良くするだけの目的で行うものではありません。糖尿病などの生活習慣病を予防し、心身ともに健康的に生きる目的もあります。

糖尿病などの最悪な状況を招かないためにも!現場適正体重を超えている場合や、食事が乱れている場合、運動習慣がない場合など、こうした悪い習慣は今のうちにしっかり断ち切りましょう!