リバウンド

ダイエットで一番のネックになるのが「停滞期」と言われる期間です。

停滞期とはその名の通り、体重が停滞してしまう期間のこと。
この時期はどんなに運動を頑張っても、どんなに食事を制限しても体重がぴたりと減らなくなる為、ここでダイエットに挫折してしまう方が多くいらっしゃいます。

でも、諦めないで!停滞期を乗り切れば、また体重が減る減量期がやってきます。
ここは辛抱!痩せるための準備期間なんだと思って、気楽に、そしていつも通りのダイエットを継続しましょう。

では、そんな停滞期の期間はどれぐらい続くのでしょうか?
また、停滞期にならない為に・・もしくは停滞期を早く抜けるためには、どんなダイエットを心がけるべきなのか?

ここでは停滞期の乗り越え方についてまとめます。是非ダイエット成功のためにお役立て下さいね☆

停滞期の原因、その正体は「ホメオスタシス」

人間の体には、物凄く素晴らしい機能が備わっています。その名も・・「ホメオスタシス」と言う機能です☆あなたはこれをご存じでしょうか?

簡単にご説明すると、ホメオスタシスとは
熱くなったら、汗を出して体温を調節したり、怒ったら怒りを沈めようとするなど、体を常に正常な状態に保とうとする機能のことです。

この素晴らしい機能が備わっていることで、例え、食べ物が無くなるという飢餓の危機に直面したとしても長く生きながらえる為に、少ないエネルギーでやりくりできる様、体を省エネモードにチェンジさせ、食べなくても体重が減らないように(死なないように)働いてくれるのです。

これは、自分の意識とは関係なく、体が勝手に反応してスイッチが入るもので、本当にうまくできていますよね!

だから人間は災害などで一時的に食料が無くなっても、すぐに死ぬことはないのです。

ホメオスタシスが働く=停滞期に突入

停滞期

ただ・・ダイエットをしている者にとっては、非常に厄介な機能になります。

そう・・食べなくても痩せない状態停滞期に陥る訳です。

食事制限を行い体重が減ってくることは、体にとっては生命の危機以外の何物でもありません。ダイエットなんて知ったことじゃないのです。

体は「やばい!これは生命の危機だ!」と反応して、なるべくエネルギーを消費しないように働き、なおかつ、食事からとった栄養を効率よく溜め込もうとするのです。

その結果、痩せないだけでなく、太りやすい状況となる訳です。

停滞期とはそういうもの!究極に痩せにくく究極に太りやすい飢餓モードですので、停滞期の期間中は油断してドカ食いなんてしないよう、十分気を付ける必要がありますよ。

停滞期になってダイエットに挫折する人は多いですが、以上の理由から、ここでドカ食いなんかすればリバウンドは必至です。

そうならない為にも!ここは辛抱の時!平常心を保ってやるべきことに専念しましょう。

停滞期の期間はいつまで続く?

そんなダイエットの大きな壁である停滞期。この痩せない期間はいつまで続くのでしょうか?

と言うと・・停滞期の期間は人によって様々です。数日でまた体重が減り始める人もいれば、数か月体重が停滞してしまう人もいます。こればかりは神のみぞ知る所であります。

だからこそ、停滞期になりにくい、もしくは停滞期になっても早く抜けられるような正しいダイエットに取り組むことが大切です。

停滞期にならない為には?

停滞期にならない食事

では、なるべくホメオスタシスの機能を発揮させず停滞期にならないようにする為には、どのようなダイエットを心掛ければいいのでしょう?
と言うと、もうお分かりですね。

必要な栄養をしっかり補いながら、ゆっくり、無理のない範囲で痩せる
ということが大事になります。

急激な体重減少は、体に危機感を与えてしまう行為ですので、そうではなく、体に「ヤバい」と思わせないようなゆっくりペースで行うことが大事なのです。

焦らずマイペースに!しっかり栄養を取り、運動しながらダイエットを行う。こんな当たり前のことが、停滞期にならない為には大切です。

ダイエットと言うと、早く結果を出したいと思う人がほとんどでしょう・・。私もそうでしたから気持ちは良く分かります。

でも、結果的にそれが停滞期の引き金となり、ダイエットを失敗させる原因になるのです。

確実に結果を出して、楽しく継続するためにも!ダイエットに無理は禁物です。必ずここは守って安全に取り組みましょうね。

体重の5%以内が停滞期になりにくい痩せ方

体重計

ちなみに、健康的なダイエット行う場合、
こう言ったことを加味して、1ヶ月で自分の体重の5%以内ずつ落として行くというのが理想とされています。

60キロの方の場合は、3キロ以内
50キロの方の場合は、2.5キロ以内

と、このようなペースで少しずつ体重を落として行くことが停滞期になりにくい痩せ方になります。

もっとゆっくりペースなら、もっと停滞期のリスクは少なくなりますね。

急ぐほど停滞期のリスクは上がる!無理なくマイペースを心掛けよう

ということで、「急がば回れ」と言う様に、長い目で見ると、早く痩せようとすれば、目標達成は遅くなる。逆に、ゆっくりマイペースで進めて行くことで、順調に体重が落ちやすい。

ウサギと亀の話の様ですが、焦らずマイペースを守ることがダイエット成功の近道と言う訳です。

皆うさぎになろうとしますが、実は・・これではうまくいかないと言うことをしっかりと頭に入れた上で、無理のないダイエットを心掛けてくださいませ^^

皆様のダイエットがスムーズに進むことをお祈りしております!