体重増

「運動後に体重が増える」と感じている人は多いのではないでしょうか。

ダイエットをしている場合、「痩せる為に頑張っているはずの運動で、逆に体重が増えるなんて悲しい」と感じるかも知れませんが、実はこれ・・とても良い傾向で本来喜ぶべき事なのですよ♪ダイエット中で食事コントロールが出来ている中で、運動を頑張った翌日の体重増であれば全くもって問題ありません。気にしなくて大丈夫です!

そこで本日は、「運動後(翌日)に体重が増えるのはなぜ?」という問いについて回答したいと思います。

体重が増えると焦ってしまいがちですが、ダイエットで焦りは絶対に禁物です!着実に成功を手にする為にも、運動後の体重増のメカニズムを是非この機会に知っておいてくださいね。

運動後に体重が増えるのはなぜ?

筋肉運動後に体重が増えるのはなぜか?と言うことですが・・これは単純に、”筋肉量が増えたことが原因”です。

運動を頑張った翌日に体重が増える理由には水分が深く関わっています。筋肉は運動することによって一度組織が傷つき、修復される時に水分を組織内に溜め込むからです。この時、筋肉内や肝臓内にグリコーゲンと言う体内貯蔵エネルギーが蓄えられますが、このグリコーゲンが1g蓄えられるごとに、水分も3g増えます。こうして体内の水分量が増えたことで体重が増えるのです。

要するに、筋肉が付く過程で一時的に水分が蓄えられるだけ。水分が増えているだけなので脂肪が増えている訳ではありません。この場合の体重増は気にしなくて良いと言うことです。

筋肉は脂肪よりも重い

また、脂肪が減って、同じだけ筋肉が増えた場合でも、筋肉は脂肪よりも重いので体重は増えることになります。

脂肪と筋肉の重量の差は・・水を基準値(1.0)とした数値で表されますが、脂肪は約0.9筋肉は約1.1です。脂肪は水より少し軽く、筋肉は水よりも重いという違いがありますので、筋肉が増えると体重が増える訳です。つまり、運動後に体重が増える理由は2つ。筋肉が作られる過程で水分量が増えるためと、筋肉量が単純に増えた結果です。

運動後の体重増はポジティブに捉えよう

筋トレする女性一時的に体重が増えたとしても、筋肉が増えているのであれば、ダイエットにおいては非常に喜ばしいことですよね。筋肉が付けば代謝が上がって脂肪が燃えやすくなるし、体にもメリハリがついてスタイルが良くなります。

ダイエットと言うとどうしても体重にばかりに意識が向きがちですが、大事なのは体重よりも見た目!脂肪が減って筋肉が増えた場合、たとえ体重が少し増えたとしても明らかに見た目にも健康にも良い影響がありますので、ここでがっかりしなくて大丈夫!むしろプラスに捉えるべきなのです。

体重が同じでも筋肉量で見た目は大きく異なる

引き締まった体では、筋肉が増えて脂肪が減った場合、どれ程見た目に影響するか?先程は”重さ”の比較でしたが、今度は”体積”で比較してみましょう!

100グラムでの体積を比較すると・・脂肪は約111cm3筋肉は約91cm3。今度は逆転します。

つまり、 極端な話、筋肉が多い人は体重が重くても見た目が細く美しい。筋肉が少ない人は体重が軽くても見た目が太ってみえる。となります。一方は体重50キロでモデル体型・・食べても太らない燃焼ボディ!もう一方は体重50キロでぽっちゃり体型・・食べればすぐに脂肪になる太りやすい体!こんな風に、筋肉量の違いで見た目も中身も大きく変わります。

さて、どちらになりたいですか?当然前者ですよね?

運動後の体重増は筋肉が育っているサイン

以上のように、筋肉量の差で、同じ重さでも見た目は変わってきます。大事なことは体重ではないのです。ですから、「運動したのに体重が増えた!」とショックを受けたり、心配しなくても全然大丈夫です。むしろ、筋肉が増えて痩せ体質に変わった証拠だと前向きに捉えてください。

運動後に一時的に体重が増えてしまったとしても、食事の摂りすぎや、栄養バランスの乱れなどなく、アンダーカロリーが作れていれば、その後確実に体重も減っていきますから、一時的な体重変化に一喜一憂せず、ダイエットにはマイペースにポジティブに取り組んでいってくださいませ。

筋肉は代謝を高め、体を引き締めるために絶対に必要なものです。健康的な生活を送るためにも、運動は必ず日課として継続して参りましょう!