高カカオチョコレート

「食前に高カカオチョコレートを食べると本当に太らないのか?」この噂を検証する企画が、3月9日放送の「それって実際どうなのか?」の番組で放送されました。この内容について、あれって本当に効果があるの?太りたくないなら取り入れるべき?等など、私なりの意見を今日はまとめてみたいと思います。是非、チョコレートが好きな方、太りにくい食べ方を知りたい場合などは参考にしてみて下さいね。

チョコレート=太るとは限らない

カカオチョコレート=太る食べ物と考える方は多いですよね!もちろん一般的な甘いチョコレートに関しては、砂糖もたっぷり且つ脂質も多い高カロリー食品になるので当然太ります。この認識は正しいです。

でも、カカオの占有量が70%以上となる高カカオチョコレートになると、話は変わってきます。砂糖が含まれる量が少ないことや高配合カカオの健康効果によって、取り入れ方次第では美容や健康維持に役立てることができます。

高カカオチョコレートがダイエットに役立つ理由

チョコレートの原料になっているカカオには、マグネシウム、カルシウム、鉄、亜鉛などのミネラル分が豊富に含まれています。また食物繊維、そして抗酸化作用の高いポリフェノールがたっぷりです。これらの成分が、ダイエットにおいてもプラスに働く場合があります。

例えば、チョコレートファースト(食事の前にチョコレートを食べる。)を取り入れることで、カカオに含まれる優れた栄養のパワーで、血糖値の急上昇を抑制し、食事による脂肪の吸収を抑えることで太りにくくしてくれたり、いつものおやつを太りにくい高カカオチョコに変えることで、ダイエットを円滑にしてくれます。

チャンカワイさんが食前の高カカオチョコで太らないかを検証

今回放送された番組は、この効果を検証する企画でした。お笑い芸人のチャンカワイさんが、三日間かなりボリューミーな3食の食事+おやつと言ういかにも太りそうな食事を食べ、そしてその直前に高カカオチョコレートを一かけ(5グラム)を食べて「こんなにたくさん食べても、食前に高カカオチョコレートを食べれば太らないのか?」を検証したと言うわけです。

そして結果はどうなったか?と言うと、太らなかったばかりか、ほんのちょっとだけ痩せました。朝にカツ丼、昼にカレー、みたいなおデブにとっては夢のような食事+おやつにケーキと言った成人男性の必要摂取カロリーを大幅に超えるようなカロリーの食事をとっていたにもかかわらずです!(こんなに食べたら、私なら三日間で5キロぐらい増えそう)汗

まぁ、たった三日間の検証なので本当に効果があったかは分かりません。また、血糖値がどのように変動したか?チョコレートありの場合となしの場合とで比較でもしてくれれば分かりやすかったとは思いますが、それがないのが残念なところです。

それでも、番組を見て衝撃を受けた方はきっと多かったことでしょう。中にはヤラセだろうと思う方も多いかもしれません。

食前の高カカオチョコレートが痩せ体質に導く?

高カカオチョコレートが!これに関しては、実際効果はあると思います。肥満予防の意味で、食生活に不安のある方は試してみても良いかも知れません。

というのも、高カカオチョコレートがダイエットや美容、健康に役立つ事は最近は常識になりつつあり、そのためにスーパーやコンビニなどでも高カカオチョコレートが手軽に手に入るようになり、種類もどんどん豊富になっています。それだけ健康志向の皆さんに選ばれている訳だし、多くの方が効果を感じているからこそ一時の流行で終わることなく、これだけ広まっているのだと思われるからです。

そんな私も、明治カカオ効果の85%のものをたまにおやつとして食べていますが、あの大人の苦味がたまらなく好きです。一日に2つ〜多くても5個程度食べることがありますが、少量でも満足感が得られ余計な食欲が抑えられるし、体重に関しても維持できているので、ダイエット中のおやつとしても個人的にとてもお勧めできます。

そうした背景があることや栄養成分から考えても、食前に1粒食べることで血糖値の上昇スピードが抑えられ、太るのを予防出来ると言うのは納得できる部分です。

高カカオチョコレートを摂るメリットは他にも

美容また高カカオチョコレートの注目すべき効果はたくさんあります。カカオに含まれるテオブロミンと言う成分は、幸福ホルモンであるセロトニンを活性化し、食べると幸せな気分にさせてくれます。その結果ストレスが和らぎ食欲を抑制してくれる効果が期待できます。他にも、血圧を抑制してくれたり、認知症予防に役立つ、シミやシワを予防し若さを保つなどたくさんの良い効果が期待できますから、どうしてもおやつが食べたい時など、選ぶのであれば高カカオチョコレートはお勧めです。

高カカオチョコレートを取り入れる際の注意点

適量取り入れるのがポイント

ただ注意しなければいけないのは、チョコレートは脂質が多く高カロリーだと言うことです。高カカオチョコといえども砂糖も入っていますし、たくさん食べてしまうとカロリーオーバーとなりダイエットどころか太る危険がありますので、取り入れるとしてもほどほどに。(減量中であれば1日150キロカロリー程度まで)あくまでお菓子には変わりないので、チョコレートは嗜好品と位置づけて食べすぎないように気をつけてほしいと思います。

普通のチョコと高カカオのものは別物と考える

また当然ですが、高カカオチョコレート以外の普通のチョコレートは、カカオの占有量は30%前後しか含まれておらず、後は砂糖やミルクなどの余計な(体に悪い)成分がほとんどですので、これらの商品と高カカオチョコレートはまったくの別物と考えてくださいね。

食前に高カカオチョコを食べればどれだけ食べても太らない訳ではない

そして、いくら高カカオチョコレートが肥満や糖尿病の予防に効果があるとは言え、食事はどれだけ食べてもいいってことにはなりません。番組では「どれだけ食べても太らない」と言う部分が強調されていましたが、食前に高カカオチョコレートを食べるだけでそんな魔法のようには行きませんので、(これが本当なら世の中に肥満の人は1人もいない)この点は真に受けることのないよう気をつけて取り入れてみてほしいと思います。

チャンカワイさんが行ったように、高カロリーな食事をガンガン食べるなんてことは絶対にすべきではないし、こんなのはいくら高カカオチョコが血糖値の急上昇を抑えるからと言って度が過ぎていますから、絶対に真似してはいけません。病気になります。

その上で、食べたいけど太りたくない!カカオのパワーを試してみたい!って場合には、高カカオチョコレートファースト、試してみると良いかと思います。

高カカオチョコレートをうまく利用してダイエットに役立てよう

いずれにしても、健康になるとされる食品でも、必ず良い面・悪い面がありますから、何事もバランスを取って、チョコに関しても正しい方法で適量取り入れる様にしてみて下さいね。

うまく活用すれば、ダイエットの大敵と思われるチョコレートも味方に出来るはずですから☆