食べてないのに痩せない

ダイエットをしている人の中には、「全然食べてないのに痩せない」と言う人がいます。

食べてないのに痩せないなんて・・努力が全く実らないのでは、こんなに辛い事はありませんね・・。ダイエットのモチベーションも下がってしまいます。でもどうしてそんなことが起きるのでしょうか?

今日は、ダイエットで「食べてないのに痩せない3つの理由と、食べてないのに痩せない人がやるべき事」についてその対処法を共有したいと思います。痩せられないのは、その原因や打開策を知らないからです。是非結果を出す為の参考にしてみて下さい。

食べてないのに痩せない理由とその対処法とは?

食べてないのに痩せない理由として考えられることとして、3つの原因が挙げられます。

食べていないつもりでも実際には食べ過ぎている

カロリーの摂り過ぎまず1つが、「食べていないつもりでも実際には食べ過ぎている」と言うことです。これはダイエットを指導する中でも非常に多いもので、意外と多くの方が気が付いていない落とし穴でもあります。

例えば1日に2000キロカロリーを消費する人であった場合、減量中は、これ以下のアンダーカロリーを継続していく必要があります。例えば食事による摂取カロリーを1500キロカロリーにすれば、一日に500キロカロリーのアンダーカロリーにすることが出来て、これを継続すれば脂肪は確実に落ちて行きます。

これが、実際にはオーバーカロリーになってしまっている。もしくはオーバーでないとしても2000キロカロリー前後を繰り返している。または、平日アンダーカロリーでも週末のドカ食いでプラマイゼロにしてしまっているなど、体重が落ちる数値になっていないと言うことです。

自分ではそんなに食べていないつもりでも、しっかりカロリー計算をしていなかったり、自分自身の基礎代謝量や活動による総エネルギー量を把握していないと、こういうことが起きます。

減量中だけどカロリー計算を全くしたことがない・・と言う方はここに陥っている可能性が高いです。まずはざっくりでもカロリー計算をしてみて、自分が1日に消費するエネルギーよりも少ないカロリーの食事になっているのか?チェックしてみることをおすすめします。ここがアンダーカロリーになっていて、それを継続することができれば必ず減量する事ができます!

摂取するカロリーや栄養素が少なすぎる

食事が少なすぎる食べてないのに痩せない原因として次に考えられるのが、「本当に食べていない」場合です。この場合、カロリーを減らしすぎていることが痩せない原因になっています。

例えば成人女性の場合の基礎代謝量は、多くが1200キロカロリー台程度になると思います。ここにプラスして、歩いた分や家事をした分、仕事をした分など活動した分のカロリーなどが追加されて、1日の総消費カロリーとなるわけですが、食事から摂るエネルギー量があまりに少ないと逆に痩せにくくなってしまいます。

特に、基礎代謝量(生きていくために必要なエネルギー)以下になってしまうと、体は命の危機と感じ、省エネモードになって痩せなくなります。体温を落としたり、内臓の機能を低下させたりして、エネルギーをなるべく温存しようと働くことから、食べていなくても痩せないと言う構図が出来上がるのです。

こうなるととても危険です。ダイエットをどんなに頑張っても痩せないばかりか、冷え性を悪化させたり、免疫力が落ちたり、生理が止まったり、脳の働きが悪くなる等、体のあらゆる器官に影響が出てしまいます。食事を減らしすぎている方は、この危険な状態に陥っている可能性があります。すぐにでも食事量を増やして、まずは省エネモードからの脱却を図りましょう。

間違ったダイエットをしている人では、1日の摂取カロリーを1200キロカロリーにしている。またはそれ以下にしていると言う方がいます。しかし、これでは体を正常に機能させるためのエネルギーが全く足りていません。脂肪を燃やすにもエネルギーがいることを忘れないようにしましょう。

女性の場合は最低でも!1400キロカロリー以上を目標に、栄養バランスのとれた健康的な食事を継続することが必須です。もちろんカロリーだけでなく、必要な栄養を過不足なく摂ることも必須!必要な栄養素が十分に補われ、体が生命の危機を感じなくなれば、省エネモードから脱却し、減量も必ず成功に向かうでしょう。

そもそも痩せる必要がない(余分な脂肪がない)

痩せないそして、食べてないのに痩せない原因の最後は、「そもそも痩せる必要がない人」です。

女性の場合ですが、体脂肪率が19%以下であったり、BMI指数が18.5以下であったりの人はすでに痩せ方の体型です。(またはアスリートの様に鍛え上げられていて余分な脂肪がない)これ以上痩せる必要はありません。そうした方はそもそも脂肪が少ないので、ダイエットをしてもそれ以上痩せるのは困難です。

不可能ではありませんが、やはり生理が止まったり、子供が産めなくなる、低体温になり免疫力が落ちる、老けやすくなる、体が省エネモードになって太りやすく痩せにくい体ができるなど、体の機能に異常が出るリスクが高い状態になりますので、これ以上のダイエットはやめましょう。

ダイエットには正しく安全に取り組もう

と言うことで、食べていないのに痩せないのにはこのような原因があります。当てはまる原因は人それぞれですが、もし心当たりがあればぜひ上記を参考にしていただいて、ダイエットを成功させてくださいね♪兎にも角にも!ダイエットには正しく!そして健康な範囲で取り組まれてくださいませ☆