ダイエット中空腹で寝れない

食事が少な過ぎたり、夜ご飯を早く済ませ過ぎたりすると、睡眠に影響が出ることがあります。特に減量中は多く、お腹がすいて寝れないお腹が空き過ぎて朝早く起きてしまう。なんて事がありますが、きっと皆さんも経験があることと思います。

でも・・「どうしてお腹が空くと眠れなくなるのでしょうか?」今日はこちらについて解説します。お腹がすいて寝れないと言うのは、ダイエットにおいてはあまり良いことではないので、ぜひご覧になってみてくださいね。

お腹が空くと眠れなくなるのは何故?

眠れないダイエットをしていると、空腹により寝付きが悪くなったり、眠りが浅くなる、夜中に目が覚めてしまうなど、睡眠に障害が出てしまうことがあります。この理由は何か?と言うと、血糖値の低下が原因で起きています。

血糖値は、私たちの体がエネルギーを生み出すために必要な血液中の糖分のレベルを示します。空腹時には血糖値が下がりますが、下がった血糖値を上昇させるために、興奮をもたらすホルモンのアドレナリンが分泌され、これによって目が冴えてしまうのです。

低血糖=緊急事態との判断が脳を覚醒させる

アドレナリンは緊急事態を知らせるホルモンでもあります。人間は大昔から長い間飢餓と戦ってきた歴史があります。お腹が空く(低血糖になる) =飢餓(命の危機である)と脳が判断し、命の危機を脱するために脳を覚醒させて食物を確保するように働きかけるのです。空腹で目が覚める現象は、命を守る防衛本能の一つ。この本能が備わっているが為に、空腹だと睡眠に影響するというわけなのですね。

お腹が空いて寝れない状況を作らないことが大事

しかし、今は飽食の時代、大昔の状況とはまるで違います。空腹=飢餓の直結するわけではありません。むしろ、肥満人口がどんどん増えており、肥満による生活習慣病に注意しなければいけない真逆の状態と言えるでしょう。ましてやダイエット中ならば、夜中に食べるのはオススメできません。夜中に食べると脂肪をため込みやすいので、食べる選択はなるべくならしない方が良いでしょう。

とは言え、睡眠不足になると食欲のコントロールがしにくくなる、代謝が落ちて痩せにくくなると言う別の問題が出てきてしまいます。睡眠不足もまた太る原因となる為、ダイエット中は注意が必要です。このことから、ダイエットでは、お腹が空いて寝れない状況を作らないように意識する必要があります

眠れない状況を作らない為の対策

お腹が空いて寝れない状況を作らない為に、具体的な対策としては、食事を減らし過ぎない事です。食事量をしっかり確保する為にも、お菓子やジュースなどの余計な間食を控え、食事のみにカロリーを集約させましょう。また、夜ご飯は早めに済ませた方が良いものの、寝る前に空腹感が強くなるほど時間を空けないなど、食事時間をコントロールするなどの対策が必要です。

食事の内容も重要です。例えば、高カロリーな菓子パン一個500キロカロリーを食べるよりも、雑穀や玄米ご飯に具だくさんの味噌汁、野菜の小鉢に、主菜と言った定食スタイルの500キロカロリーメニューの方が断然腹持ちも良く、栄養バランスが良いことからも、空腹感が起きにくくなります。

この様に、まずは食事の時間や内容を意識して、できるだけ睡眠に悪影響を与えないように工夫しましょう。

それでも空腹で眠れない場合には

ホットドリンクそれでも、どうしても空腹で眠れない場合には、無理に我慢せずに、ダイエットにあまり影響しないような食べ物を少しだけ食べると良いと思います。例えば、温かい飲み物は空腹感を和らげる効果があります。牛乳や豆乳を温めて飲むなどするとお勧めです。または、糖質が低く良質な脂質が含まれるナッツを食べるなど、少しお腹に入れるだけでも眠れる場合があります。

睡眠不足の悪影響は、夜中に少し食べるより断然大きいですから、この点を優先的に解決して、良質で十分な睡眠をしっかり確保しましょう。

ダイエットにおいて睡眠は最優先で考えよう

ダイエットをスムーズに進めるためには、いかに十分で良質な睡眠を確保するかが重要になります。まずは空腹で眠れないと言う状況を作らないように意識すること。またどうしても空腹で眠れない状況が起きてしまった場合には、少しだけ食べて、睡眠を優先させること。以上を意識してダイエットを成功に導きましょう!