糖質依存

甘い物って・・人を幸せな気持ちにしますよね。先日はバレンタインデーがありましたが、チョコレートで幸せな気持ちを堪能した方も多いのでは?

私もチョコレートは大好きです!ただし、何も考えなければ無限に食べてしまうので・・そしたら速攻で太ってしまうので・・いつも食べるのは大体「チョコレート効果のカカオ86%」のチョコレート。これを2〜3粒食べて満足するようにしています。

これがまた至福の時なのですね^^ほろ苦いカカオの風味が口いっぱいに広がって・・何ともとろけそうな気持ちになります。チョコレートを開発した人って本当天才!ジョセフ・フライ?バンホーテン?だったかしら?ありがとうございます!!って感じですね♪

ただ・・チョコレートに限らずですが、甘いものを制限できないって方は本当に多いですよね。

「チョコ2〜3粒なんて到底満足できない!」「甘いものがやめられない!!」「甘いものがないとイライラする!」「どうしてもお菓子を一口や半分でやめられず、一袋食べてしまう。」こういった方は沢山いますが、ここまでくると・・これはもう「糖質依存症」と言えるでしょう。

そして糖質依存の方に共通して言えることは、体や心に不調が出ている点です。

糖質依存症による心と体への影響

落ち込み例えば・・イライラなんかは顕著なものです。他にも、

落ち込みが激しい
いつも憂鬱な気持ちになる
神経過敏
ひどい胃もたれがある
朝なかなか起きられない
肌荒れが治らない
目のクマが酷い
便秘
冷え性が酷い
原因不明のかゆみ
等など、

砂糖の弊害により、様々な症状に悩まされているケースが多いのです。

心当たりがある方は多いと思います。こうなると問題です。しかし、それでもやめられない。やめた方が良いことは分かっていてもやめられない。まさに依存症の状態。これが糖質依存症の恐ろしいところです。

糖質依存症に陥るメカニズム

糖質依存じゃあ、なぜこんなことになるのか?と言うと・・糖質には依存性があることが原因です。

甘いものや炭水化物などの糖質を摂ると、脳にドーパミンという脳内麻薬が放出され一時的に幸せな気持ちになるのです。人間は幸福感を得るために生きてるようなものです。糖質を食べるとこの幸福感を手っ取り早く得られてしまいます。だからまたすぐに幸福感を得たくなって、糖質たっぷりのお菓子類に手を出してしまう。

普段の食事からバランスよく且つ適度に摂る分には問題ありません。でも、食べるものがお菓子類なのが大問題。お菓子は糖質がたっぷりな分、血糖値の急変動を起こし、血糖値スパイクと言う状態を作り出します。これが原因ですぐにお腹が減る。イライラしてくる。そのイライラを解消しようとまたお菓子に手を出す。と言うように悪循環にはまるのです。

これがお菓子などをやめられない理由・・糖質依存のメカニズムです。

人間誰しもが糖質依存予備軍である

人間誰しもが糖質依存予備軍です。誰だってこの飽食の時代、糖質依存になってもおかしくはありません。と言うか既に、日本人は2人に1人、もしくはそれ以上が糖質依存の可能性ありと言われています。

だから、自覚があってもひとまずはそれほど深刻に考えなくても大丈夫ですよ。焦らずゆっくり対処していきましょう。

糖質全てが悪い訳じゃない

とは言え、糖質はご存じのとおり、摂り過ぎれば太るのはもちろん体に様々な悪影響を及ぼしますので、ゆっくりでも確実に減らしていきたいところです。

もちろん、適度に摂る分には全く問題ありません。日々の食事で食べるごはんや、野菜や果物に含まれる糖質などは、必要な栄養素でもあるのでむしろ適度に摂るべきです。

でも問題はお菓子やスイーツ、飲料などに含まれる過剰な糖質です。これらは完全に不調を作る元。糖質依存に陥る元凶。減量中であってもなくても排除すべきものなので、こうしたものの摂りすぎに自覚があれば減らす対策をしていきましょう。

糖質依存症から抜け出す方法

失敗イメージとは言えやめられないから困っているのですよね・・?やめたくてもやめられない。このお気持ちは凄く分かりますよ!私も太っていたころは甘いものは毎日いっぱい食べていましたし、お菓子が周りにあって当たり前。ないとイライラして探し回る始末でしたから・・まさに糖質依存症そのものでした。だから、お菓子から離れられないお気持ちも、そんな自分が嫌なのにやめられないお気持ちもすごく理解できます。

痩せたいのに食べてしまう矛盾。いったい自分が何がしたいのか?時々分からなくなりますよね^^;でも・・そんな私でも変われましたから大丈夫!安心して以下の方法を試してみてください。

お菓子に対するイメージを変える

砂糖お菓子中毒、糖質依存から抜け出すには、まずは意識改革です!

「お菓子=おいしいもの」このイメージをチェンジすることが第一歩です。

今は好きなものだと思います。食べれば幸せな気持ちになると思います。一時的には・・。でも、甘くて幸せ〜なんて一時的なもので、そんなものは幻だと言うことを知ってください。

甘いものは依存性があります・・つまりは麻薬と一緒です。食べれば食べる程もっと欲しくなります。脳から、「もっとくれ!もっとくれ!!」と言う信号が出されて、糖分が入ってこないと非常にイライラしてきます。

そしてお菓子に沢山含まれる白砂糖は体の毒です。太る元でもあり、老ける元でもあり、病気の元、精神を狂わせる元でもあります。お菓子の箱を手に取る度、このイメージを頭で強く思い浮かべてください。

食べる前に必ずこのイメージをしましょう。カカオの占有量の多いチョコなど、(70%以上を推奨)質の良いお菓子をのぞいてはほとんどゴミを食べているようなものですよ。

成分表を必ずチェックするくせを付ける

それから、お菓子の成分表を必ず見る様にしてください。「砂糖」の文字があれば・・「うわ!怖い」と思う様にしてください。多くのお菓子が、成分表の一番最初に「砂糖」と書かれていると思います。成分表は重量の多い順に書かれています。つまり、砂糖の塊だと言うことです。

チョコレートだって・・カカオ自体は体に良いけど、チョコレート菓子として売られている商品のほとんどは砂糖の塊です。成分表を見る癖が付くと、どれだけ砂糖を摂り過ぎているかよく分かると思いますが、それだけ質の悪い糖分を体に入れていると言うことをしっかり認識してください。

太るばかりか老けるし病気にもなりやすくなります。これをしっかり受け止めて責任を持って食べてくださいね。

これを意識するだけ、甘いものへの良いイメージを、「おいしい物」「幸福なもの」から「太る元」「老ける元」「病気の元」「虫歯の元」「醜い自分を作る元凶」「悪い未来を導く元凶」と、悪いイメージに変えること

これで、だんだん食べたい気持ちは減っていきますよ。

行動を変えたければ意識から変えてみて下さい。

お菓子を買わない・近づかない・持ち込まない

そして、お菓子を買わないことです。目に入ると食べたくなります。家にあると食べたくなります。スーパーやコンビニに行ったときは、お菓子コーナーに近づかない。買わない。家に持ち込まない様に気を付けましょう。

適度な運動でイライラを解消

運動また、どうしてもイライラするときは運動するのがお勧めです。適度な運動には、幸福ホルモンであるセロトニンを分泌させる作用がありイライラを軽減させる効果があります。

甘いものを食べなくても他に発散する方法はいくらでもあります。甘いものでしか発散できないというのはただの思い込み。決して甘いものに逃げないでください。

質の良い食品を選ぼう

そして、どうしても甘みが欲しいのならば質の良い食品を選びましょう。

甘いものはお菓子やスイーツだけじゃありません。それこそ高カカオチョコレートや、フルーツ、ドライフルーツ、干し芋、甘栗など、質の良い食品を選べば身体への影響はまるで違ってきます。

こうした食品を少量食べることで、ビタミンミネラル食物繊維が取れる分、過剰な甘い物への欲求も徐々に収まってくるはずです。

糖質依存症は怖い

と言うことで、「糖質依存」「糖質中毒」は放って置くと恐ろしいことになります。

知らず知らずに陥ってしまうし、自覚症状があったとしても、それが糖質の摂り過ぎが原因であるなんて思わないし、すぐさま病気になる訳でもないから余計に怖いですよね。

糖質は3大栄養素で、必要なものです。摂らなければいけません。しかし、質に注意!そして 摂り過ぎは危険!食事からではなく、お菓子ばかりなんてもってのほか!くれぐれもお気を付けくださいね。