ダイエットをする上で、ご自分の「体温」を気にされたことはありますか？
自分の体温が、低いのか高いのか、それとも平均的なのか、そしてその体温がダイエットにどの様に影響するのか？を考えたことはありますでしょうか。
ダイエットをする上で体温は結構重要な要素になります。体温が１度低いだけで、代謝量が１３％も下がるからです。体温が違うだけで、痩せやすくも太りやすくもなり、これが原因でなかなか痩せられないとなる場合もあるので、この点は是非注視して欲しいと思います。
この記事では、「体温が１度違うと、ダイエットにどれほど影響するのか？」を、具体例を挙げてご紹介します。ダイエットでなかなか結果が出ない方、特に体温が35度台と低めな方は是非参考にしてみて下さい。
体温が１度下がると代謝量が１３％下がる
体温が１度低いだけで、代謝量は１３％も下がります。
ちなみにこの１３％って・・具体的にどれぐらいの差があるのか？なかなか想像しづらい部分かも知れませんね。
体温１度で１３％。何となくでは想像できても、これがどれほどの違いを生んでいるのかと言われれば・・あまりピンとこない方の方が多いのではないかと思います。と言うことでここからは、「体温が１度違うとダイエットにどれほど影響するのか？」を、具体例を挙げてご紹介したいと思います。
これを知ると、低体温の方は特にですが、「体温を上げなきゃ!」と危機感を感じるはずですので、最後まで読んでみてくださいね。
ちなみに先ほど測った私の体温は３６．８度でした。まあまあ高めですかね。低体温（36度以下）ではなくイイ感じであります♪
代謝量１３％の差ってどれぐらい？
それでは、体温の高めな人と低めな人とで、この違いを分かりやすく、下記の２人を例に挙げてお話ししましょう。
体温高めのたか子さん・体温低めのひく子さんを比較
１人は、体温が平均的な３６度台後半の、たか子さん、３０歳。そしてもう一人は、３５度台後半で低体温の、ひく子さん、同じく３０歳。この二人の体温の差を１度とした場合で、見てみましょう！
お二人は３０代ですので、まずは、３０代女性の基礎代謝量の平均を見てみましょう。３０代女性の基礎代謝量の平均は・・大体１１７０kcalです。基礎代謝量と言うのは、何もしていなくても、生きているだけで消費されるエネルギーのことですね。例えば、一日寝転がっていただけでも、これだけのカロリーは、３０代女性は平均的に消費していることになります。呼吸したり、内臓を動かしたりと・・生きているだけでです。
ちなみに基礎代謝量の数値は、あくまでも３０代女性の”平均”であって、人それぞれ違ってくるのは理解できますよね。これより高い人もいれば、低い人もいる。みんなの平均を取って、大体１１７０kcalになる感じです。
そして「代謝が高い人もいれば低い人もいる」その差を作る原因の一つに、「体温の違い」があります。体温が高ければそれだけ基礎代謝量が増えるし、逆に体温が低ければ基礎代謝量も減ると言うことですね。この差が、１度違えば代謝量が１３％変わる訳です。
体温1度で代謝量にこれほどの差が生まれる
ではこれを、たか子さんとひく子さんの代謝量で比べてみましょう。はてさて、二人にはどの様な差が出るでしょうか・・？
たか子さんは、平均的な体温（３６度台後半）でしたので、基礎代謝量も平均だとして、一日に１１７０kcalを基礎代謝として消費するとします。となると、ひく子さんはたか子さんより代謝が１３％低くなるので、ひく子さんの基礎代謝量は・・１０１８kcalになりますね。２人の一日の消費量の差は、体温が１度違うと言うだけで、１５２kcalの差となります。
１５２kcalを食事や運動に換算すると？
１５２kcalと言うと、プリン一個分ぐらいですかね。これって、結構なものですよ・・！「プリン一個分程度か、それぐらいなら我慢できるよ！」と思う方もいらっしゃるかも？ですが・・一日にプリン一個分が脂肪になったとして、これがチリも積もれば・・と考えれば、決して小さいものではないですよね？
たか子さんはおやつにプリン一個食べていても太らないけど、ひく子さんはプリン一個食べたら、その分しっかり脂肪になって太ると・・こんなこともあり得る訳です。この差はかなり大きいです。
また、１５２kcalをもし運動で消費しようとしたら、体重や性別等、人それぞれ変わってくるものの、目安としては、自転車を１時間、ウォーキングを１時間、ゴルフを１時間と、それだけやらなきゃいけません。これを運動で消費するのはなかなか大変ですよね。
ひく子さんはそれだけ努力しないと、たか子さんと同じスピードでダイエットすることが出来ないのです。体温がたったの一度違うだけでこれだけの差が出るのですよ！
体温はダイエットの結果やスピードに大きく影響する
この様に、体温はダイエットの結果やスピードに大きく影響します。こうやって比べてみると凄く分かりやすいですし、同じ量食べていても太る人、太らない人がいるのも納得ですよね。もちろん、太る人太らない人の違いはこれだけではありませんが、明らかに「体温」の影響は大きいです。
体温は痩せやすさ太りやすさにこれほど大きく影響するばかりか、免疫力や美肌などにも関わる、重要な要素となります。特に夏場のこの時期は、冷たい物の食べ過ぎ飲み過ぎ、冷房の当たり過ぎ、温度の下げ過ぎなど、体を冷やし体温を下げる原因がゴロゴロしていますからね！是非、そうしたことの積み重ねから低体温にならないよう、十分お気を付けて生活されてくださいませ。
健康な人の平熱36.5〜37.1度が理想的
健康的な人の平熱は36.5〜37.1度程度です。それ以下、特に35度台の低体温にならない為にも、冷えに注意すると共に、食べないダイエットなどの間違ったダイエットにも注意しましょう！
栄養不足、運動不足、冷え。これこそが低体温の原因ですから、しっかりと食べ、しっかりと運動して痩せること！こうした正しいダイエットに取り組み健康的な代謝ボディを作り上げていって下さいね。
間違ったダイエットは、例え一時的に痩せたとしても、ひく子さんの様な痩せにくい体を結果的に作ってしまいます。結果不健康になるダイエットは正しいダイエットとは言えません。そんなことで、くれぐれもお気を付け下さいませ！
