水を飲むと体重が増えるからダイエット中は水分を控えているなんて方がいらっしゃいますが、この行為はとても危険な行為です。
体が水分不足になると、便の水分が減ってカチカチになり便秘になったり、代謝が落ちて痩せにくくなる。またリンパの流れや血流の流れが悪くなることから肌荒れにつながる。むくみやすい体になるなど様々な悪影響を及ぼす危険があります。
ここでは、ダイエットにおける水分補給の重要さについて情報を共有します。マスク生活が長引いている今こそ!しっかり水分補給を心がけて代謝の促進を心がけましょう。
水を飲むことに恐怖を感じている人
そんな水分補給について、ダイエットをされている方の中には水を飲むことに恐怖を感じている人も少なからずいらっしゃるようです。例えば・・
- 水を飲むと体重が増えるからなるべく水分をとらないようにしている。
- 水を飲むと体がむくみやすくなるから水分を控えている。
- 100グラムでも体重を増やしたくなくて水を飲むのに抵抗がある。
など。水分補給は人間が健康に生きていくためにとても大事なことであるにもかかわらず、体重が増える恐怖から水分補給を控えてしまうといったあり得ない行動に出てしまう方がいらっしゃるのです。
「体重が増えるから水を飲みたくない」と言う気持ち
「体重が増えるから水を飲みたくない」と言う気持ちはわからなくもありません。というのも私自身、何の知識もなくただ体重を減らすことに躍起になっていた若い頃に、水分補給をせずに運動したりサウナに入ったりを繰り返して、1日に2キロも体重を落として大喜びしていた時期があったからです。
水分補給をせず長風呂をして、一回の入浴でどれだけ体重が減るか?こんなことも実家でしょっちゅうやっていましたね。もちろん、ずっと水を飲まないなんてわけにはいかないので、その後水分をとったり食事をしたりして落とした体重もすぐに戻る訳ですが・・こんな風に体に入る水分によって増えたり減ったりする体重に一喜一憂して・・(馬鹿みたいだったな〜)と思えるまでには時間がかかりました。
だから、水を飲んでその分体重が増えるのが怖いと言う気持ちはよくわかるのです。
水を飲まない行為はダイエットで逆効果になる
体重が増えるから水をなるべく飲まないなんて行動は本当に大きな間違い。代謝をうまく回してダイエットを成功に導くためには水分補給が不可欠です。その一時の体重増加を気にして水分を控えることがどんなに愚かなことか。これは全くの逆効果!どんどん体をむくみやすく太りやすくしている行為であり、血液やリンパ液をドロドロにする危険な行為だと言うことを知らなければいけません。
水で太る事は100%あり得ない
当たり前ですが水で太る事は100%あり得ません。当然水を飲めば飲んだ分だけ体重が増えますが、それも一時的なもの。余分な分は尿や便、汗でしっかり出て行きます。水には栄養が含まれずカロリーゼロなので、体脂肪として蓄積される事は絶対に無いので安心して飲んでください。
もう一度言います。水で太ることはないし、水を飲まないのはダイエットで逆効果になります。
水を飲んで2キロも増量して戻らなくなったのはなぜ?
「でも私、水をたくさん飲むようになったら体重が2キロも増えて戻らなくなったことがあります。それでも太ったことにはならないのですか?だからやっぱり怖い。」なんて方も中にはいらっしゃると思いますが、この場合そもそも体が慢性的な水分不足でカラカラの状態だったのではないかと考えられます。
カラカラだったところに必要な分の水分が補われただけのこと。これは体にとっては良いことです。代謝を回す準備が出来たってこと。だからこの場合も、その少し増えた状態が本来あるべき健康的な体であると考えてそこから始めるべきです。そこからがスタート地点だと考え、水分補給はしっかり行いつつ生活習慣を改善して脂肪を減らしていく様に頭を切り替えるべきだと思います。
一日に必要な水分摂取量の目安
ちなみに「一日に必要な水分摂取量って一体どれぐらいなのでしょう?」水分補給が大事なことが分かっていても、実際にどれだけの水分を補給すればいいのかが分からないと言う方も多いと思うので解説します。
水は一日にどれぐらい飲めばいい?
一日に必要な水分量の目安としては・・【体重×30〜50ml】これぐらいが目安とされています。
例えば、体重が50キロの人であれば、一日に必要な水分量の目安は1.5リットル〜2.5リットル程度。60キロの人であれば、1.8リットル〜3リットル程度。これぐらいが目安になります。
これを目安に、年齢や体調、その日の気温、生活の強度や運動の有無などで水を飲む量を調節していく。また、これまで全く水を飲んでいなかった場合は徐々に目安量に届くよう少しづつ増やしていって体を慣れさせる。この様な形で水分を摂取していくと良いかと思います。(*あくまで目安ですので必ずこれに当てはめる必要もないですし、人それぞれ適量は変わるので、身体の調子を見ながら調節してくださいね!)
トイレ(小)の回数は8~10回が目安
また、トイレ(小)の回数は一日に、起きている時間帯で8回から10回程度。これぐらいの頻度になっていれば理想的。「水分は十分摂れている」と言うことの目安になります。
これよりも少ない様であれば水分が不足しているサインですから、少しづつ水分の摂取量を増やして行きましょう。
逆に・・これよりも多い様であれば、「飲む水の温度が冷たすぎないか?」(常温や白湯がお勧め)「一気に沢山飲んでしまっていないか?」(一度に摂取できる水分量には限度があるので、こまめに飲むことが大事!)「今まであまり飲んでいなかったのに、急に沢山飲み出したのではないか?」(水を飲む習慣が無い人は、徐々に増やして体を慣らしていくことが大事)この辺りを見直してみましょう。
水分補給はなるべく「水」で行う
そして、水分補給は「水」で行うこと!スポーツドリンクやジュース、アルコール、お茶などではなく、なるべく水。水で水分補給を行うことが大事です。
と言うのも、ジュースやスポーツドリンクには糖分が含まれるので血糖値を上昇させて太るリスクが高まります。またお茶やアルコールには利尿作用がある為、折角摂った水分がすぐに出て行ってしまうからです。また純粋な水ではなく何か加えられた飲み物では、食べ物と同じで消化する必要が出てきます。その分内臓に負担がかかることから水分補給はなるべく水で行うのがベストと言えます。
是非、水分補給は水を中心に行うよう意識してくださいね。
ダイエットには十分な水分補給が不可欠
ダイエットには十分な水分補給が不可欠です。体に必要な水分がしっかり補充されれば、代謝がうまく回るようになり、便通もスムーズになってダイエットの好循環が生まれます。
水分不足はこれを阻む行為。体の巡りを悪くする悪しき習慣であることをしっかりと意識して、日ごろからこまめな水分補給を心がけていって下さいね。
マスク生活の今、更に梅雨で湿度が増している今は喉が渇きにくく水分不足に陥りやすいので十分ご注意くださいませ☆