チョコレート

ダイエットをしていて・・「この誘惑にだけは勝てない!」と言う人が多い物の一つに、チョコレートの誘惑が挙げられるかと思います。

ダイエットの指導を受けられている方にも多いですし、そんな私もチョコレートが大好きな人間のうちの1人です。あの甘くてほろ苦い魅惑のスイーツに何度ダイエットを失敗させられてきたことか・・。

痩せるために、「やめよう」「やめよう」と何度心に誓っても、それでも無意識に手を伸ばしてしまうから困ったものです(汗)

あれは本当に麻薬だな!とつくづく思いますよね~。

今でこそ、砂糖の害を知ってチョコを含めお菓子全般をあまり食べなくはなりましたが、過去には板チョコ一気食いなんかは当たり前。チョコパイにポッキー、パルムにアルフォート!毎日何かしらの形でチョコレートを食べていたのではないか?と思うほど、本当によく食べていましたね。うん。完全に依存症です(汗)

いかがでしょう?まさに今、過去のわたしと同じような状況にいらっしゃる方は多いのではないでしょうか?

でも、知っていますか?そんなチョコレート好きの人に、(スイーツ好きも一緒)元気がなかったり精神が弱い人が多いと言うことを・・。

ストレスや疲れが溜まるとチョコレートが食べたくなる理由

よく・・「疲れたからチョコレートを食べて元気になろう」とか、「ストレスが溜まったからチョコレートを食べてストレスを解消しよう」と言うように、ここぞと言う時の栄養分としてチョコレートを利用する方は多いですよね?

私も疲れると甘いものを食べてしまっていた時期がありましたが・・確かに、チョコレートには砂糖がたっぷり含まれているので、脳の爆発的な栄養源としては役に立ちます。砂糖は体に吸収されるスピードがめちゃくちゃ速いので、効率よくエネルギーに変わり一瞬で元気が出ます。また、甘みは脳の報酬系に作用するため、脳が喜びを感じ、ストレスも発散されたように感じるので、疲れたりストレスが溜まると甘いものを食べたくなるのも当然と言えば当然なのです。

だけど・・それらの作用は一時的なもの。チョコレートを含め甘いスイーツの恐ろしい点は、この後に起こることにあることを是非知っていただきたいと思います!

チョコレートを常食することで起きる体への悪影響

チョコレートを頻繁に食べることで何が起こるかと言うと・・糖分を沢山摂って一気に上がった血糖値(血液中の糖の値)が、膵臓から出されるインスリンの働きで今度は一気に急下降をすることになるのです。

普通に健康的な食事をしている分には、(栄養バランスの取れた腹八分目の食事)血糖値も緩やかに上昇して緩やかに下がるので体への負担も少ないのですが、甘いスイーツやチョコレートなど糖分の多いものをとると、こうした血糖値の問題が起こり、体への大きな負担となってしまうのです。そして、一気に上昇した血糖値が一気に下がった段階、「低血糖状態」に陥ることで、様々な症状が引き起こされます。

低血糖こそが疲れ・やる気のなさ・憂鬱な気分の元凶

低血糖の症状としては、例えば次のようなことがありますよ↓

・元気が出ない
・やる気が出ない
・憂鬱な気分になる
・お腹いっぱいなのにも関わらずお腹が空く
・食べた後に急激に眠くなる

など低血糖状態に陥ると、このような症状を引き起こすのです。

そしてこのとき、チョコレートなどの甘いものを頻繁に食べる方は、元気が出なかったり憂鬱な気分になることで、元気を出そうとしてまた甘いものに手を出してしまいます。そうすることで、一時的に元気が出たり幸福感を感じるので本人は悪いことをしている自覚はありません。でもそれが大問題!甘いものをとることで、一時的に元気になるがまたすぐに元気がなくなる。そしてまた食べる、また気分が落ち込む。

元気が出ない。憂鬱・空腹感を感じる→甘いものを食べる→元気が出ない。憂鬱・空腹感を感じる→甘いものを食べる→と言うように、血糖値の急上昇と急下降を繰り返し、低血糖の症状を悪化させていく悪循環を産むことになるのです。

痩せている人も要注意!油断大敵です

これでは当然太りますが・・常にだるさを感じたり、鬱々とした気分が続く、やる気が出ないなど、心にも体にも多大なる悪影響を及ぼします。また、これは太ってなくても起こることです。むしろ、痩せている方が、「自分は太ってないから大丈夫」だと安心して糖分の摂りすぎになる傾向がありますから気を付けないといけません。

低血糖=糖尿病予備軍

そして、こうした食生活を続けていると、次第に血糖値をコントロールする働きをしている膵臓が疲弊していき、血糖値のコントロールがうまくいかなくなってきます。そして最悪どういうことが起きるか?というと、後に待っているのは「糖尿病」です。

糖尿病は年々増加の一途をたどっていますが、その原因の一つに、現代人がお菓子やスイーツなどを頻繁に食べるようになったことが大きく影響しています。もちろん普通にご飯や麺、パンなどの炭水化物を食べ過ぎる事でも起こりますが、(これらも同じ糖分ですからね)どちらにしても、現代人は糖質を取りすぎていることに変わりありません。

特に、その中でも、チョコレートやアイスクリーム、ケーキやクッキーなど甘いスイーツは(要は砂糖ですね)血糖値をどーんと上げる糖尿病の元!でありますから、くれぐれも取りすぎにはお気をつけくださいませ。

もし、チョコレートなどの甘いものを習慣的に食べている場合や、炭水化物中心の食生活をしている場合で、上記のような症状に心あたりがある場合、それはもしかすると既に糖尿病に一歩足を踏み入れている状態と言えるかもしれません。糖尿病と言うと、高血糖な状態が続くイメージがあるかと思いますが、もちろんそれはそれなのですけど、低血糖でもヤバいのですよ!(糖尿病の前段階とも言われます)

低血糖の症状があれば、「自分も糖尿病予備軍かも?」と言う危機感を持って、糖質を多少制限されることをお勧めします。病気になってからでは本当に遅いですからね。

チョコレートなどのスイーツは食べ過ぎないことが大事

とは言え、もちろん「甘いスイーツは食べてはいけない」と言うことではありません。食べ過ぎがいけないと言うことです。食べないのに越した事は無いですが・・たまの楽しみ程度に適度に食べてほしいと思います。

それでもどうしても沢山食べてしまうという場合は、徐々に量を減らしていく形で、少しで満足できるよう徐々に習慣付けて行ってくださいね。

砂糖は老ける元!糖尿病の元!癌の元!体への負担・悪影響を考えながら食べると自然と量が減ってきますよ。(私もこの作戦で量を減らしていきました)

または、もしそれが無理で、1つでも食べてしまうと全部食べきるまで自分を制御できない!と言う場合には、もうきっぱりやめてしまった方が逆に楽かもしれませんね。目に入る場所に置いてあったり、引き出しにチョコレートが入ってる。冷凍庫にストックがある。と思うと・・人間弱いですからね・・やっぱり食べたくなるじゃないですか(苦笑)そうなっちゃうと我慢するのはストレスですよね。

だから、そもそも見ない。買わない。家に入れない。でいた方が諦めもつきます!

と言うか、お菓子コーナーやスイーツの店に近寄らないのが一番。「おいしそう」と思っても、「いやいや、あれは病気のエサだ!」と思いなおしてスルーすると良いですね^^

「えー・・甘いものが食べられない人生なんてつまらない!」と思っていたとしたら・・それはすでに脳が砂糖に支配されている証拠。何度も言いますが、砂糖は百害あって一理なしですよ。甘みがほしいときは果物や、甘みのある野菜で心を満たしましょう。そしてたまの楽しみに少量楽しみましょう。

そんな訳で、体と精神を崩壊させないよう、甘いスイーツとの付き合い方について今一度この機会に考えてみてくださいね☆