「炭水化物抜きダイエットをしてリバウンドしてしまった」「糖質を極端に減らしたらその後ドカ食いが止まらなくなった」などなど、糖質制限の後にリバウンドする方は後を絶ちませんね・・。
例えばこのようなお悩みメールをいただきました。「炭水化物抜きダイエットをして、3キロすぐに痩せました。しかし、炭水化物が大好きなので(ご飯やラーメン、うどん)我慢できず食べてしまいました。現在、リバウンドして4.5キロ太ってしまいました。痩せた3キロより多くリバウンドしてしまい困ってます。」
この様なお悩みはよく聞かれます。では、どうしたらこの状況を打開することができるのでしょうか?
今日は、「正しい糖質制限」についてお話しします。糖質制限でリバウンドしてしまった場合、またこれから糖質制限を始めようとしている場合など、糖質制限の正しいやり方に興味がある場合には是非読んでみて下さいね。ここが理解できれば、ダイエットはかなりスムーズに進むはずですよ♪
私が炭水化物抜きダイエットをお勧めしない理由
そもそも・・炭水化物等、糖質を制限することはダイエットに効果的ですが、0に近づけるような極端な制限をすることは全くお勧めすることは出来ません。まあ、0にしようにも、野菜でもお店で売られている加工食品でも、ありとあらゆる食品に糖質は含まれていますから、炭水化物を摂らないだけで0にすること自体不可能ではありますが・・それでも極端に減らすってことはしない方が賢明です。
糖質は人間が健康に生きる上で欠かせない3大栄養素の一つで、ダイエットに有効となる筋肉を作る上でも大切なエネルギー源となります。瑞々しい弾力のあるお肌を保つ上でも必要ですので、美しくあるためにも、ある程度は摂取すべきであることを念頭に置いてダイエットは進めるべきです。
ストレスはダイエットの最大の敵
その上で、「炭水化物が大好き」「炭水化物を一生制限することは出来ない」のであれば、尚更「炭水化物抜き」なんて極端なことはすべきではありません。この行為は大きなストレスとなり、ダイエットが失敗に終わることは初めから目に見えています。例え根性で一度痩せたとしても、また食べるようになればリバウンドする確率大です。
食べたいものを「絶対にダメ」としてしまって、制限にがんじがらめになってしまうと、ストレスが溜まり、それがドカ食いの原因になります。そうなれば、リバウンドは必至です。ですので、糖質を無理やりに制限するのをやめて、体に必要な分だけ良く味わって、有難くいただくことを意識することをお勧めします。
炭水化物は”必要な時に必要な分だけ”食べるが正解
人は「食べないように」「食べないように」と思えば思うほどストレスになってもっと食べたくなるものです。だからどうすべきか?と言うと、食べないのではなく、必要な分だけを必要な時に食べるのが一番なのです。
「必要な分だけ」と言うのは、大枠で言うと、一日に摂るべき目標摂取カロリーの範囲内。そして「必要な時」と言うのは体を動かす時や活動する時です。例えば、これから活動を始める朝や昼、運動を始める前など、こうしたタイミングで糖質を適量摂れば、エネルギーは効率よくつかわれ、代謝も回って元気に活動することが出来ます。また、摂った分のエネルギーはしっかり消費することが出来る為、太る危険もありません。
逆に、デスクワークで全く動かないとか、活動の減る夜のタイミングなどでは、エネルギー源である糖質の摂取はそれほど必要ではありませんから、摂る必要はない。または最小限の量で押さえておくべきです。
この様に、エネルギー源となる糖質は、必要な分だけを必要な時に食べるのが正解です。過剰分はしっかり脂肪になりますので、当然食べ過ぎはNGです。ただし、0にしようとするのも逆効果。控えめにしつつ、摂るべきタイミングを見極めて糖質(炭水化物)とはうまく付き合って行きましょう。
ダイエット成功は「いかにストレスを溜めないか」にかかっている
何はともあれ、ダイエットではいかにストレスを溜めないかが重要です!本来人間も動物も、自然と必要な分だけ食べれば満足できるし、余計なものは口にしない様に出来ているのです。体はとてもうまくできていて、必要な時に必要なものを欲し、一番健康的な肉体になる様、うまく食べるものを選べるのですね。
野生動物に太っている動物がいないのもこの為です。太った動物がいるとすれば、それは人間に飼育されている動物でしょう。生き物は本来、適正な肉体を維持できるような仕組みになっているのです。
でも、ストレスが溜まりにたまると、自律神経は乱れ脳の機能も乱れ、こういう機能が効かなくなってしまうのです。また、ストレスは食欲を爆発させる他、代謝機能も鈍らせるため、消費エネルギーが減って痩せにくくもなります。まして人間社会の様に食べ物がそこら中に溢れていたら・・それは太って当たり前です。思い返してみてください。ジャンクフードを欲する時、お菓子などの体に良くないものを大量に欲する時、ドカ食いしてしまう時・・こういう時は心が疲れ、乱れていませんでしたか?きっと心当たりがあるはずです。
ダイエット後にリバウンドしてしまわない為にも、炭水化物をNGとするなど、制限にがんじがらめになる様な極端なダイエットは絶対にしてはいけません。
炭水化物抜きダイエットでリバウンドするのは当たり前
炭水化物抜きダイエットでリバウンドした・・なんてことにならない為にも、糖質(炭水化物)だけでなく、脂肪だって、おやつだってなんでもそうです。まずは我慢・我慢・我慢・・をやめ無理のない範囲で続けて行ってくださいね。
栄養バランスのとれた食事は健康の基本。何かだけを食べるとか、何かだけを抜くとか、極端なことはせず、バランスよく食べてダイエットは健康的に進めて行きましょう☆