8時間ダイエット

知り合いに、8時間ダイエットで20キロ近くの減量に成功された方がいます。今現在もダイエットは継続されていて、体調はとても良いそう。男性の方ですが、これまで着ていた洋服もすべてぶかぶかになり、最近は着る服が無いと、そんな嬉しい悩みに直面されていることを、先日お会いした際に嬉しそうに話されていました。

コロナ禍のタイミングでダイエットに取り組み始めたので、コロナ前から比べると見た目はもはや別人です。コロナで太った人も多いと思いますが、コロナで太った人、コロナで痩せた人、行動の違いで別人と言える程結果が変わるのですから、この期間をチャンスと考え行動できた人は素晴らしいですよね。

お家時間が増え動かなくなったことで太った・・と言う人は多いですが、そう考えると本当にこんなものは言い訳でしかありません。お家時間が増えたならそれだけ運動するチャンスだって、食事を変える努力だってできたはずですから、もし、痩せたい気持ちがありながらコロナ禍のせいで太ったと言うことがあれば、是非このタイミングで気を引き締めなおして、頑張ってみて欲しいと思います。

成功者の多い8時間ダイエットを私がお勧めしない理由

体重計ちなみに8時間ダイエットですが・・私個人としてはあまりお勧めはしていません。一時期流行して取り組む人が増え、今もなお挑戦される方が後を絶ちませんが、正しく取り組まないと、逆に太りやすくなったり、健康を害す恐れもある「諸刃の剣」的なダイエット方法でもあるので、この点には気を付けて欲しいと思います。

8時間ダイエットのルールとメリット

ちなみに、8時間ダイエットとはどんなものか?と言いますと、やり方はこうです↓

8時間ダイエットのルール

1:1日8時間の間は何を食べてもOK。それ以外の16時間は何も食べない。(例えば、朝ごはんを9時に食べたら、17時までは自由に好きなものを好きなだけ食べられる。朝ごはんを昼の12時に食べたら、夜8時時までは自由に好きなものを好きなだけ食べられる。)

2:ただし、寝る前の2時間は何も食べないようにする

3:何も食べない時間も、水分補給はしっかり行う

4:軽い運動でOKなので、体はちゃんと動かす(特に空腹時のピークを迎える朝が効果的とのこと)

5:毎日3食同じ時間帯に食べる

8時間は何を食べてもOKだが、その後16時間のプチ断食が行われます。これを毎日続けることで、長い空腹の間に体脂肪だけでなく、体に溜まった老廃物などの不要なものが排出され、健康で美しくなれる。また、飢餓状態を作ることでサーチュイン遺伝子(若返り遺伝子)が活性化され、若返り効果が期待できると言うダイエット法です。

8時間の間は食べ物のチョイスや量に制限が無い。なのに痩せていく。この点が最大のメリットと感じる方が多い様です。ダイエットでは何を食べちゃダメ、と言った制限が多いイメージがありますから、時間のみの制限なのは確かに魅力かも知れませんね。

一見すると良いことだらけのようにも見えるこのダイエット法・・確かにうまく取り組めば痩せる効果は高いです。しかしそれだけにデメリットもあるので、この点には注意が必要です。

8時間ダイエットのデメリット

筋肉が減りやすくなる

ダイエットする女性例えば、デメリットとして挙げられるのは筋肉が減りやすいと言う点です。

筋肉の材料になるたんぱく質は体に溜めておくことが出来ない為、こまめに摂取する必要があります。ボディビルダーやアスリートが一日に何度もプロテインなどを飲んでタンパク質やアミノ酸を補給するのはこの為です。この点プチ断食を繰り返す8時間ダイエットでは、タンパク質をこまめに補えませんから、筋肉が減りやすくなって代謝を落とす原因になります。

筋肉はメリハリのある美しいボディラインや、めぐりの良い痩せやすい身体に必要不可欠なものですから、筋肉が減りやすい点は8時間ダイエットの最大のデメリットと言えます。

身体が冷えやすくなり冷え性を悪化させる場合も

冷え性また、筋肉が減って熱を生み出す力が弱まることで、冷え性にも陥りやすくなります。更には食事によって熱が生み出される食事誘導性熱産生も少なくなるので、こうした意味でも体が冷えやすくなります。こうした理由から、体が冷えやすい女性などは特に気を付けなければいけません。

血糖値スパイクが起きやすくなる

食欲それから、空腹時間が空けばあくほど、次の食事での血糖値コントロールが難しくなります。長い空腹が続くと言うことは体が飢餓状態に陥っていると言うことです。ここで食事を沢山食べたり、炭水化物や甘いものなどの糖質が多い食事を沢山摂ってしまうと、血糖値が爆上がりして血糖値スパイクを起こし、糖尿病などの病気のリスクを高めてしまいます。

こうしたデメリットを踏まえると、「何をどれだけ食べてもOK」とするこの8時間ダイエットは、危険なものと言えるのではないでしょうか。

8時間ダイエットに取り組む際の注意点・成功のポイント

健康的な食事以上のデメリットを考慮したうえで、それでもリスク覚悟で8時間ダイエットに取り組むのであれば、健康的なヘルシーメニュー(栄養バランスをしっかり考えながら)で、糖質控えめのメニューを心掛け、しっかり運動を行って筋肉を減らさない努力をしながら・・であればまだ危険は少ないかと思いますので、(それなら8時間ダイエットをする意味があまりないけど‥汗)この点意識しながら注意して取り組まれてはいかがかな?と思います。

8時間の間は何をどれだけ食べてもOKだからと、ここぞとばかりにジャンクなものやスイーツなど、食べまくりでは、当然体に良い訳がありませんので!この点十分お気を付けくださいませ!!

10年後20年後の自分が心身ともに健康であれるダイエット法に取り組もう

痩せる習慣そんなことで、8時間ダイエット、みなさんはどう思われますか^^;?やりたいと思いますか?

私はこんな極端なものには取り組みたくはありません。16時間も毎日空腹に耐えるなんて、まず100%続かないし、色々と怖い面が多いです。こういう極端なものは、メリットもデメリットもありますからね。取り組む前に必ずメリット・デメリットをトータルで考えてみて、且つずっと継続できるのか?を加味して最終的な判断をされてくださいね。

これは8時間ダイエットに限ったことではありません。今後流行する物や、インフルエンサー芸能人などが取り上げているダイエット等、何でもそうです。とにかく安全で、10年後20年後の自分が心身ともに健康であれるもの、継続していけるものに取り組むこと。ここを必ず守ってください。

そしてこの定義が、ダイエット成功の絶対条件だと言うことをお忘れなくです。

ではではそんなことで、8時間ダイエットについての私の考えでした。ぜひ参考にしてみてくださいね♪