短鎖脂肪酸

野菜や海藻、きのこ類、毎日モリモリ食べていますか?

これらの食品って本当に凄いのですよ!ビタミン、ミネラル、ファイトケミカル、食物繊維がたっぷり摂れるので、腸内環境も整うし美容にも繋がる。免疫力も上がるし代謝アップに繋がる。って〜!そんな事はもはや、わざわざ言うまでもないですが・・「痩せやすい体作り」をする上で、取り入れるべき「あるもの」が含まれる点でも、活用すべき!と強くお伝えしたいです。

痩せやすい体作りのヒントは「短鎖脂肪酸」にあり?

その「あるもの」とはなにか?

それは、脂肪細胞の入り口で、「脂肪が蓄積されるのをブロックする」「脂肪の燃焼を促す」と言ったダイエットの強力な武器となるダブルの効果をもたらしてくれる物質です。その名も「短鎖脂肪酸」(たんさしぼうさん)!その短鎖脂肪酸を増やす為に役立つのが野菜や海藻、きのこ類なのです。

短鎖脂肪酸の量が多い人ほど、痩せやすく太りにくいと言われています。ダイエットを効率よく、有利に進める為にも!また、太りにくく痩せやすい体質を維持していくためにも!短鎖脂肪酸を増やす食生活を意識していきましょう。

短鎖脂肪酸とは?どうやって作られる?

食物繊維の王様ごぼう短鎖脂肪酸とは何か?どうやって作られるのか?と言いますと、野菜やキノコ類、海藻類に豊富に含まれる食物繊維、中でも「水溶性食物繊維」を食べることで腸内で作られます

腸内の善玉菌が水溶性食物繊維を食べると、その代謝物として短鎖脂肪酸を生み出すのです。私たち人間が食物を食べて便を出すように、菌が水溶性食物繊維を餌にして短鎖脂肪酸を出すとイメージすると分かりやすいと思います。この短鎖脂肪酸が、ダイエットに素晴らしい効果をもたらしてくれます。

短鎖脂肪酸を増やしてダイエットを有利に進めよう

健康な腸私たちの体には、短鎖脂肪酸によって活性化する受容体が存在します。エネルギー消費量を増やし痩せやすくし、なおかつ、脂肪の蓄積を抑える働きをする受容体が、短鎖脂肪酸を取ることで活性化され、痩せやすい体に導いてくれるのです。

腸内の善玉菌が喜ぶ餌を私たちが食べてあげる(プレゼントする)ことで、腸内の善玉菌もまた、宿主である私たちにとって良い効果をもたらしてくれると言うわけですね。こうして腸内の善玉菌とWIN WINの関係を構築できると、ダイエットにも美容にも健康においても、素晴らしい好循環が回り出します。善玉菌から沢山の恩恵を受ける為にも、普段から意識してプレゼントを腸に届けてあげると良いのですね。

水溶性食物繊維を積極的に補おう

短鎖脂肪酸それで、食物繊維には大きく分けて二つの種類がありますが、腸の善玉菌がエサにして、短鎖脂肪酸を増やすのが、水に溶けてゲル状になる性質を持つ「水溶性食物繊維」です。

水溶性食物繊維は、キウイやプルーン、アボカドやごぼう、ネバネバ系食材の山芋、オクラ、海藻類、モロヘイヤ、なめこなどに特に豊富に含まれています。後は穀物になってしまいますが、もち麦なんかにも豊富ですので、これらは積極的に食べると良いですね。腸内の善玉菌が喜んで食べ、短鎖脂肪酸を沢山生み出してくれますよ。

また、普段から野菜や海藻類、きのこ類を十分摂ることで、水溶性食物繊維を摂ることが出来ますので、まずは難しく考えずに食事から沢山摂るようにしてみましょう。

短鎖脂肪酸を増やして痩せやすい体へ

痩せやすい体野菜や海藻類、きのこがダイエットに良い!と言われるのは、ただ単にカロリーが少ないからとか、ビタミンミネラルが豊富だからではないのですね。「短鎖脂肪酸を生み出し、痩せやすい体に導く。」こうしたスペシャルな効果もあるのです。

食事制限や運動を頑張っているのに、それでもなかなか痩せられないと言う場合には、腸内環境に注目することでダイエットが良い方向へ回り出すかもしれません。特に便秘を繰り返しているなど腸内環境が乱れている実感があれば、ぜひ腸内善玉菌が喜ぶ水溶食物繊維を積極的に補い、腸内環境を良好に保つことから、ダイエットにアプローチしてみてはいかがでしょうか。