セルライトの落とし方

露出が増える季節に気になるものと言えば、「セルライト」ではないでしょうか。

女性の天敵であるセルライト!二の腕やお腹、お尻、太ももなど、脂肪の多い部分の皮膚に凸凹と現れるにっくきあいつ。光の当たり方によってはすごく目立つし、セルライトがあるだけで格好悪いしめちゃくちゃ気になる。セルフマッサージやエステのマッサージなどでセルライトをどうにか消し去ろうと頑張ってはみるものの、どう頑張っても落ちない。一体どうすればセルライトをなくすことができるのか?落とし方はあるのか?と悩んでいる方は多いはずです。

今日は、女性の天敵セルライトの落とし方、そしてそのメカニズムや正しい対処法について情報を共有します。

[セルライトはエステに行かないとなくならないのか?」[特別な方法じゃないと落とせないのか?」「そもそもセルライトとはどんな状態なのか?原因は?」等々セルライトでお悩みの場合はぜひご覧になってみてくださいね♪

セルライトはエステや美容クリニックでしか落とせない?

セルライトちなみに、「セルライトとは・・肥大化した脂肪細胞の周りに老廃物が絡み付いて凝り固まったものである。」と言われることが多いですよね?そして・・「セルライトは通常のダイエットやマッサージでは取り除くことができず、エステや美容医療に頼らないと落とすことはできない」とよく耳にします。

しかし、これは真っ赤な嘘です。その実態を知り、正しい落とし方を知れば自分で改善出来ますのでその点はまず安心してくださいね。むしろ、エステなどでは一時的に目立たなくはなりますが、また普通に生活していればデコボコセルライトが現れるのは時間の問題ですから、根本的な改善が大事になりますよ!

「エステでしか落とせない」と言う噂の真相

じゃあなんで「エステじゃないと落とせない」なんて噂がここまで広まってしまったのか?と言いますと、これは悲しいかなお金儲けの為です。そもそもセルライトと言う言葉は、ニューヨークのエステサロンで作られた言葉とされています。そこから世界中の美容業界に広まり、一般にも知られるようになった訳ですが・・その実態はただの脂肪です。

セルライトの部分の皮膚を切り取って顕微鏡で見てみても、何ら普通の脂肪細胞と変わりがないのです。このただの脂肪を、ただの脂肪ではない厄介な脂肪とし、普通のダイエットや自己流のケアでは取り除くことができないとすることで、エステに足を運んでもらうように美容業界が仕掛けた宣伝だったのです。

実際には、エステに行かないとセルライトは絶対になくならないなんてことはありません

セルライトが出来るメカニズム

セルライトのメカニズムでは、どういうメカニズムで皮膚が凸凹になるのでしょう?セルライトが出来るメカニズムをここから解説して行きます!

凸凹の皮膚はどうして作られるのか?と言うと、実はこれには女性ホルモンが関わっています。

まず、皮下脂肪は脂肪細胞の塊からできています。脂肪細胞はコラーゲンでできたネットのようなものに一つ一つ包まれていて、この一つ一つの脂肪細胞がいくつも連なって皮膚の下に皮下脂肪として蓄えられています。そしてこの一つ一つに毛細血管がつながっていて、日々脂肪の出し入れが行われており、私達は痩せたり太ったりしているわけです。[分かりやすく言うと、脂肪細胞は風船みたいなもの。風船が膨らんだり縮んだりするみたいに脂肪(エネルギー)が出し入れされている。太ってる人は風船パンパンな状態]

セルライトはこの脂肪細胞を包むコラーゲンが変形することで起こります。[風船のゴムの部分が緩んで変形しちゃうみたいなイメージ]そこに関わるのが女性ホルモン。女性ホルモンには、脂肪を包んでいるコラーゲンの結合を緩めてしまう作用があります。これによって脂肪細胞が均等な状態ではなくなり、[通常均一に並んで同じサイズで膨らんでいる風船が、所々歪んでしまうみたいな状態]更には脂肪細胞が肥大して(つまりは太る)凸凹な脂肪を押し上げることで、肌を凸凹な状態に見せてしまうのです。

セルライトは成人女性のほとんどに見られる

セルライトが女性にできやすいのはこのためです。そして女性ホルモンの影響なので、なかなか防ぐ事は難いしいです。と言うより、実際にはほとんどの女性にあるものとされ、目立つもの目立たないもの全て含めれば、成人女性のおよそ9割に出来ていると言われています。

もちろん私もあります。上半身にはほとんどないのですが、やはりお尻や太ももなんかは、お肉をぎゅーっと手で寄せると、凸凹が見られます・・。

セルライトの出来やすさには個人差がある

そんなセルライトですが、その出来やすさには個人差があります。

女性ホルモンの量であったり、女性ホルモンが同じく出ていても、遺伝的に出来やすい場合もありますし、皮膚が薄い人や、皮膚の張りが無い人はセルライトも目立ちやすくなります。女性は男性よりも皮膚が薄いです。また、年を重ねるごとに皮膚も薄くなり、ハリもなくなってくるので、高齢になるほどセルライトも目立ちやすくなります。

セルライトのレベルも人それぞれ

セルライトのレベルにも段階があります。

  • 何もしていなくても凸凹が見える状態。皮膚が硬く冷たくなり凸凹もひどい状態が一番ひどいレベル(危険度120%)
  • 何もしていなくても、凸凹が見える状態(危険度100%)
  • お肉をぎゅーっと寄せることで、凸凹が出てくる(危険度70%)
  • まだあまり凸凹はみられないが、冷え性でむくみも気になる(危険度60% セルライト予備軍)

この様に、一言にセルライトといっても段階があります。まだあまり症状がない方も、今後出来る可能性があるし、年齢を重ねるごとにレベルが上がる可能性があるので、適切な体重管理や日頃のケアを徹底して予防するように心がけましょう。

セルライトを対処する上での大切な心構え

ダイエット成功脂肪細胞が女性ホルモンによって均等な状態ではなくなるとは言え、セルライトはただの脂肪。過度に怖がる事はありません。出来てしまったものを完全に落とすことは、エステのマシーンでも脂肪吸引でさえもできませんが、今よりも目立たなくする方法はありますので、真摯に取り組んでいただき、凹凸の目立たないなめらかな肌を目指してほしいと思います。

セルライトを対処する上での心構えとしては、ストレスと同じようにうまくつき合っていくという意識でいるのが大切です。あまり悩みすぎずに冷静に対処していきましょう。

セルライトの落とし方・目立たなくするための対処法とは?

ダイエットセルライトを目立たなくする一番の方法は、正しくダイエットを行い脂肪細胞を小さくすることです。

適切な食事管理で余分な脂肪を撃退!皮膚のハリを保つ

食事栄養バランスのとれた良質な食事を適量とり、適正な体重を維持すること。これにより、皮膚を押し上げる肥大化した脂肪が小さくなり、セルライトも目立たなくなります。また良質な食事により皮膚が健康な状態に保たれ、ハリを持たせてセルライトを目立たなくします。

運動で代謝アップ!脂肪細胞の肥大を防ぎたるみを引き上げる

引き締まった足そして運動習慣を身に付け肥満を防ぐこと、肌のたるみを防ぐことも重要です。運動は血流やリンパの流れを改善して、余分な脂肪の蓄積を防ぎます。運動を定期的に行って適正体重を保つこと。筋肉を鍛える事は、体の内側から肌を引き上げ、たるみを予防することからセルライトを目立ちにくくします。

その証拠に、女子アスリートにセルライトが目立つ人なんてほとんどいませんよね。そうした意味でもセルライトを予防改善し、美しく若々しくあるために運動はマストと言えます。

マッサージ・ストレッチで冷え対策!脂肪を溜めにくい身体へ

セルライト対策マッサージそしてマッサージやストレッチも効果的です。というのも、リンパや血液の流れが悪くなると、その部分に脂肪が溜まりやすくなり、セルライトを目立たせる原因になるからです。また血流を促進し、冷えを改善して痩せやすい身体を維持すると言う意味でもセルライト対策に繋がります。わざわざエステに行く必要はありません。定期的にマッサージを取り入れたり、座りっぱなしなど同じ姿勢が続かない様に、ストレッチを行うなどして血流を良くする習慣を身に付けましょう。

ちなみにマッサージをする際は、力を入れすぎると細胞を傷めることになり、青あざになってセルライトよりももっと格好悪い見た目になってしまいますので、力の入れすぎには十分注意してください。セルライトが憎たらしい気持ちはよく分りますが、自分の皮膚を痛めつけるような真似はしないでくださいね。脂肪をもみほぐし、気持ち良い程度の力で、皮膚の表面を流す形でマッサージを行いましょう。

健康なライフスタイルを送ることからセルライトを予防して行こう

まとめると・・食事や運動の改善により余分な脂肪を溜め込まないこと。健康な皮膚を保つこと。運動習慣を身に付け筋肉を維持強化すること。こまめに動いたり、マッサージやストレッチで血流の流れを良くすること。

これがセルライトの予防・改善策になります。

ホルモンが関わってくるので完全に落とすことはできませんが、出来るのを防いだり、目立たなくすることは十分可能です。ぜひ健康的な生活習慣により心身ともに健康でいられるライフスタイルを送ることから、セルライトの改善に取り組んでみてくださいね♪