食事制限

ダイエットで良くいただくご質問で、「どうしても夜中に食べてしまう」と言うものがあります。

最近では、丁度ワールドカップの中継が夜中にやっていることもあり、夜中にお腹がすいて食べてしまい、体重が増えてしまったという方もおられるかもしれませんね。

でも、「夜中に食べたら太る」と分かっているのに・・どうして多くの人が食欲を抑えることが出来ずダイエットを失敗させてしまうのでしょうか?

ちなみに・・以前いただいたご質問内容に以下の様なものがありました↓

痩せたいという気持はあるのに・・太ると分かっているのに夜中に食べてしまう。

罪悪感を感じては食べて・・この繰り返しで逆に太ってしまいました。

そんな自分が大嫌いなのにやめられません。どうしたら痩せられるのでしょうか?

痩せて、お洒落が沢山したいです・・


と、この様な内容です。

こうした食欲が抑えられない悩みを持った方は沢山いらっしゃいますが・・痩せたい気持ちがあるのに食べしてまうという「矛盾」。考えと真逆の行動をとってしまう人間って、本当不思議な生き物ですよね?

そういう私も昔は「痩せたいのに食べてしまう」と悩んでいたので、気持ちは良く分かります!食べちゃいけない・・食べたら太る・・分かっているのにそれでも食べてしまうのですよね。何故か食べずにはいられないのですよね。

でも!この状況を抜け出さないことには、ダイエットの成功はありえないし、コンプレックスを解消することもできません。

と言うことで、今日は夜中にどうしても食べてしまう人が痩せる為にすべき対策についてお話しさせていただきたいと思います。

「どうしても夜中に食べてしまう!そのせいで痩せられない」とお悩みの場合は是非ご覧になってみてくださいませ^^

夜中に食べると太る理由

まず!対策についてお話しする前に、「どうして夜中に食べてはいけないのか?」ここについて解説しておきますね。

夜中に食べると恐ろしいほど太るメカニズムについて理解しておくことで、これからすべきことも明確になるかと思いますので、まずはしっかり読んでみてください。

夜中に食べると昼の20倍も太りやすい?

太ってしまったと嘆く女性

夜中に食べると太る原因・・これには、BMAL1(ビーマルワン)と言うタンパク質が関わっています。

BMAL1は、簡単に言うと、体内に脂肪を取り込む働きをしているタンパク質です。これが1日の中で増えたり減ったりしながら私達の体内で機能しています。

それで、24時間の間で最もBMAL1が減るのが14時~15時頃。逆に、最も増えるのは22時~午前2時頃とされています。(必ずしもこの時間とは限りません。正しくは人それぞれの生活リズムに準じます)

つまり、夜中の時間帯はBMAL1が最も増えている時間だから、食べたものが思い切り脂肪に変換され、太ってしまいやすいと言う訳です。

夜中に食べると言う行為は、ただ単に動かないから太るわけでは無いのですね!このBMAL1の働きが活発だから太りやすいのです。

逆を言えば、BMAL1の少ない昼間の時間帯は食べても太りにくいです。だから、おやつなどの太りやすい食べ物は3時のおやつとして昼間に食べるのがお勧めなのですね♪

ちなみにBMAL1の量は、昼と夜とで、1番差の出る時間帯で比べると20倍もの差があります!!同じ食べ物を食べるにしても、昼に食べるのと夜中に食べるのでは、脂肪への蓄積度合いがこんなにも変わってくるのには驚きですよね。

どうでしょう?夜中にケーキを一個食べるとした場合、昼に食べるのより20倍も太りやすいと考えたら・・(汗)もっと言えば、20個食べるのと同じと考えたら・・恐ろしくなりませんか?

夜中に食べてしまうということはこういうことなのです。

夜中に食べてダイエットを失敗させない為の対策とは?

それを踏まえた上で、夜中に食べてダイエットを失敗させない為にはどうすればいいか?以下に対策をご紹介しますので参考にしてみてください。

しっかり栄養を補うことが大事!栄養不足が食欲の原因に

食事

具体的な対策としてまず大事になるのが、1日3食の食事の中でしっかりと栄養を補うことです。

なぜなら、食べなくて良い時に食欲が沸くのは、体からのSOS(栄養が足りていない)サインだからです。

食事量が足りな過ぎたり、もしくはしっかり食べているつもりでも栄養が偏っていたりして、何かしらの健康を維持する上で足りない栄養素があると、「栄養をくれ!」と言う体からのメッセージとして食欲が沸く訳です。

だからこそ、ダイエット中でも食事を減らしすぎないことや、毎日の食事でしっかりと栄養バランスを整えることが大事になるのです!

食欲をコントロールして、夜中の無駄な食欲を沸かせないためにも!しっかり食べてしっかり動いて健康的に痩せるように心がけましょう。

夜ご飯を食べる時間帯を逆算して考える

また、夜ご飯を食べる時間帯にも少し気を使うと良いです。

寝る時間から逆算して、あまりにも早い時間に夜ご飯を済ませてしまうと、どうしても寝る前にお腹が空いてしまいます。ですから、理想としては寝る3時間から4時間前ぐらい。これぐらいに夜ご飯を食べ終わる様に心掛けると良いですね。

血糖値の急上昇を防ぐ食べ方を心掛ける

血糖値コントロール

それから、血糖値の急上昇を防ぐ食べ方をすることも大事です。

血糖値を急上昇させる原因となる栄養素が、甘いものや炭水化物などに含まれる「糖質」なのはご存知ですよね。

糖質を取りすぎる、早食いをするなど、こうした食べ方で血糖値の急上昇が起きますが、血糖値の急変動は、脂肪が蓄えやすくなるだけでなく、腹持ちも悪くなるので注意した方が良いです。(空腹の時間を長くあけ過ぎることでも次の食事で血糖値が上がりやすくなります)

食べても食べてもすぐにお腹が空く原因は、血糖値を急変動させる食べ方にありますので、夜中に食欲を爆発させない為にも、糖質の摂り方にはくれぐれも注意しましょう。

夜中に食べてしまう原因の第一位がストレス

ストレス

そしてそして!なんといっても食欲を爆発させる原因になるのがストレスです(-“-)

ストレスを溜め込むと、食欲をコントロールしているホルモンに影響を与え、食欲が増大してしまいますから、ダイエットではいかにストレスをコントロールするかが成功の鍵となります。

では、ダイエット中の1番のストレスは何でしょう?と言うと・・やはり「好きな食事を我慢しなければいけないこと」ではないでしょうか?

でもですね・・この考えこそがダイエットを失敗させる一番の原因!我慢我慢で制限をし過ぎると、かえってそれがストレスとなり、食欲を爆発させてダイエットを失敗させてしまいますから、無理は絶対禁物ですよ!

たまにはご褒美をあげてもいいし、おやつだって適量の範囲で食べても大丈夫なので、ストレスばかりにならない様、ダイエットは楽しく続けられる程度の制限の範囲で取り組むことを必ず守りましょう。

また、夜中に食べてしまうことに関しても、「絶対食べちゃだめ!」「絶対に我慢しなければ!」と思えば思うほど、それがストレスとなり食欲が止められなくなるため、「別に夜中に食べてもOK」位の気持ちでいたほうがうまくいきます^^(食べずにいられるならそれに越した事は無いですが)

夜中に食べてもOKな食品をあらかじめ決めて常備しておく

夜中に食べても大丈夫

同時に、夜中に食べてもOKな食品を自分の中で決めて用意しておくのも良いですね!

例えば私の場合、メカブを冷蔵庫に常備してあるのですが、夜中小腹が空いた時によく食べています。パックに小分けになっていてすぐ食べられるし、ヌメヌメが空腹をカバーしてくれる上、美容と健康にもいいので凄くお勧めですね☆

あとはミニトマトとかナッツも食べることがありますが、ナッツは高カロリーではあるものの、上質な脂質が豊富なのでダイエット中のおやつとして最適ですので常備しておくと良いかもしれません。

こんな風に、糖質の少ない野菜類や海藻類、ナッツなどであれば、夜中に食べても脂肪になりにくいので罪悪感なく食欲を満たすことができます。

これまでお菓子や高カロリーなものを夜中に食べていた場合は、最初物足りなさを感じるかとは思いますが・・これも慣れてきますのでね( ̄▽ ̄)

そもそもお菓子などはストックせず、ダイエット中でも安心な食品を常備して、夜中の食欲にスマートに対抗しましょう!

それでも夜中に食べてしまったら

という訳で、「夜中にどうしても食べてしまう」そんな習慣がある場合には、以上を試してみて下さい。

例え夜中に食べてしまったとしても大丈夫ですよ!たった一回ですぐさま太る訳ではないですし、罪悪感を感じるとこれがまたストレスになりますから、「たべちゃったものはしょうがない」と切り替え、また次の日から頑張りましょう!